フォーラムでご講演していただく講師のご紹介です。
 

フォーラム講師一覧

 

2022年度フォーラム講師一覧

特別講演1

時 間

10:05-11:05

氏 名

浅川 智恵子(あさかわ ちえこ)

所 属・役 職

日本アイ・ビー・エム株式会社 IBMフェロー  日本科学未来館 館長 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】
1985年日本IBM東京基礎研究所入社。1997年世界初の実用的な音声ブラウザ「ホームページ・リーダー」を開発し、世界の視覚障がい者がインターネットにアクセスする基礎を築いた。2014年秋よりIBMフェロー兼カーネギーメロン大学客員教授として米国に赴任。2019年視覚障害者のためのナビゲーションロボットAIスーツケースを発表。
2021年4月より日本科学未来館館長を兼務。
2013年紫綬褒章受章。工学博士。

【講演演題】
インクルーシブな社会を実現するアクセシビリティ・テクノロジー

【講演要約】
視覚障がい者の社会参加を促進する上で情報へのアクセスと単独での外出が課題となっています。情報技術はインターネットという膨大な情報源へのアクセスを可能にし、生活の質を大きく向上してきました。そしてこうした障がい者のニーズから生まれたアクセシビリティ・テクノロジーは、より幅広い技術として一般に普及しています。この講演では視覚障がいをもった研究者という立場からこうした歴史を振り返るとともに、多様なニーズを技術開発に活かすことの重要性を、現在開発しているナビゲーションロボットAIスーツケースを通して考えます。また、こうした新たな技術の社会実装に向けてはさまざまな壁も存在しています。インクルーシブな社会を実現するために情報技術が果たすべき役割と、社会がどう向き合うべきかについて考えます。

特別講演2

時 間

11:10-12:00

氏 名

大竹 真紀子(おおたけ まきこ)

所属・役職

会津大学 コンピュータ理工学部 コンピュータ理工学科 情報システム学部門 教授 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】
JAXAにて月周回衛星「かぐや」の観測機器マルチバンドイメージャの開発責任者等を担当し、2020年3月より会津大学に赴任。現在はリモートセンシングデータを用いた画像解析、AIによる地球を含む表面画を用いた地質図の作成アルゴリズムの開発や関連する研究等を行っている。

【講演演題】
月火星箱庭構想で目指す宇宙・極限ロボット

【講演要約】
会津大学では、ロボット開発に計算機シミュレーションを取り入れたサイバーフィジカルシステムを導入し、実空間・バーチャル空間両情報を組み合わせて、宇宙・極限環境の両方で効率的かつ信頼性の高いロボット開発を一貫して(製造から運用・解析まで)実施する「月火星箱庭構想」を提案している。この構想では宇宙・極限ロボットのサプライチェーンを構築し、福島や東北地方の学術・産業界への貢献を目指す。構想の一環として、今年度の文科省の宇宙航空科学技術推進委託費「AI・デジタル化×宇宙」技術革新人材育成プログラム、に対して月火星箱庭構想の一部機能を教育プログラムに生かす提案を行い、採択を受けた。講演では、本構想の実現に向けた取り組みについて紹介する。

専門セミナー 分科会1【 地域発デジタル社会 】

セッションⅠ

13:10-14:00

氏 名

海老原 城一(えびはら じょういち)

所属・役職

アクセンチュア株式会社 ビジネスコンサルティング本部 ストラテジーグループ マネジング・ディレクター ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】分1_1c海老原氏.jpg
公共事業体の戦略立案からスマートシティーの構想立案、サーキュラーエコノミーの戦略策定まで多数のプロジェクトに従事。東日本大震災以降はアクセンチュアの復興支援プロジェクトの責任者を務める。
AiCTコンソーシアム代表理事、会津若松市アーキテクト、国土交通省計画部委員、大阪市副都市ビジョンバージョンアップ検討委員会委員、宮城県DXアドバイザーなどを歴任。

【講演演題】
会津若松市で進めるスマートシティの取り組み

【講演要約】
2011年の震災復興に端を発し、本年デジタル田園都市構想Type3に最高額で選定された会津若松におけるスマートシティの取り組みについて、これまでの歴史とこれからの狙いについて解説する。
当初は会津若松市、会津大学、アクセンチュアの3者から始まった取り組みが、現在では会津若松市、会津大学に加え、90社となったAiCTコンソーシアムでの取り組みに進化し、14のワーキンググループで活動を推進している。
「都市OS」と呼ばれるデータ連携基盤を軸に、様々な企業のサービス・データを市民の意志(=オプトイン)のもとでつなげ、市民・企業・地域にとって価値ある新しいサービス・地域モデルを三方良しで実現する。


セッションⅡ 1)

14:10-15:00

氏 名

平沼 直樹(ひらぬま なおき)

所属・役職

SOMPOケア株式会社 データ戦略部 部長 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】分1_2_1cc平沼氏.jpg
2006年より旧ワタミの介護の有料老人ホームに、ワタミから出向。以降転籍し、介護現場、スーパーバイザー、事業部長、事業企画部等経て、2019年よりデータ戦略部部長として、介護現場でデジタルを如何に活用していくのか、ということに挑戦している。

【講演演題】
介護サービスにおけるDXの挑戦

【講演要約】
少子高齢化社会において、介護人財の不足と介護を必要とされる高齢者の増加は、現在の日本における社会的課題である。その社会的課題の解決策の一つに、介護現場におけるDXの促進が期待されている。SOMPOケアでは、デジタルの活用により利用者様のサービス品質の向上、職員の労務負担軽減、持続可能な社会の実現という三方良しを目指し、取り組みを始めた。
介護現場における活用概要と活用により見えたことを報告させていただく。


セッションⅡ 2)

14:10-15:00

氏 名

阿部 博則(あべ ひろのり)

所属・役職

KDDI株式会社 ソリューション事業本部 DX推進本部 シニアエキスパート ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】分1_2_2c阿部氏.jpg
 1987年に東北大学工学部通信工学科を卒業後、KDD(現KDDI)に入社。主に官公庁や学術系ネットワークの構築活動を推進。2011年の東日本大震災は復興支援室長となり、ふっこうで役立つICT活用の取り組みに従事。2017年からは地方創生支援室長として、地域活性化に役立つIoT活用とビジネス化を担当。現在はシニアエキスパート(地方共創担当)として、産業スマート化にかかるIoT技術の地域実装と展開を図る活動を行っている。2020年度よりスマート水産業現場実装委員会委員(水産省)。

【講演演題】
KDDIが取り組む地域共創プロジェクトの紹介

【講演要約】
第一次産業は日本の地域経済を支える重要な取り組み分野ですが、産業者の高齢化や減少等が長期的に進行しています。そこで、情報通信技術であるICTを生産性向上や作業効率などに利用するDX導入の模索が各地で進められ、最近ではIoT、AI、ドローンなどの新しい技術が生産現場に活用されている実例も増えてきました。KDDIでも日本各地でDX導入の取り組みを進めていますが、地域特性や現地事情などを考慮しつつパートナー企業等と連携するなど、経験とノウハウを共有して共創することが不可欠となっています。本講演では、当社が日本各地で取り組み地域共創の実例とともに、社会実装に向けた今後の展開などについてご紹介します。


セッションⅢ 1)

15:10-16:00

氏 名

佐藤 重雄(さとう しげお)

所属・役職

日本ヒューレット・パッカード合同会社 Aruba事業統括本部 技術統括本部長 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】分1_3_1佐藤氏.jpeg
会津高校を卒業後新潟大学で素粒子物理学を学び、1986年科学技術計算技術者として株式会社リクルートに入社。Cray X-MPなど多数のスーパーコンピュータに触れ計算機の美しさに目覚める。数年後コンピュータ関連の新規事業立ち上げに参画、自身もメインフレームシステムプログラマーとして大手企業の大規模システム開発や運用支援業務に携わる中で多くの魅力的な人物と出会い影響を受ける。
30歳で初の外資系コンピュータ企業に転職、営業としてチャレンジするも一年でクビに。ちょうどインターネット黎明期だったのでこれからはネットワークの時代だと思いシスコシステムズにSEとして入社。最初は鳴かず飛ばずだったが30代後半でUS本社と作ったアーキテクチャが爆発的にヒットし一気に昇格。おかげで仕事が忙しくなりラクして成果を発揮できる方法がないかと考えサーバント・リーダーシップを実践したところチームのパフォーマンスが飛躍的に上がる。これをきっかけにマネジメントとアーキテクトの二足のわらじで生きていくことを決意。
その後F5、マカフィーなどでSEディレクター職を歴任、現在HPE ArubaのSEディレクターとして東京を拠点にエンジニア部隊を率いつつ3年前に自身で開発したNaaS(Network As A Service) Frameworkを都市OSにインプリすべくAiCT入りし現在に至る。
コネクティッドホームアライアンス理事、スマートシティ会津HPEセンター長。 リクルートの社是である「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」 をモットーにチャレンジを続ける59歳。

【講演演題】
NaaS(Network as a Service)~エッジネットワークを所有から利用へ

【講演要約】
 かつてメインフレームの時代、コンピュータは利用し運用するものでした。しかしクライアントサーバの台頭によってコンピュータは構築しなければ動かないものになり、ユーザにとってはその後30年近く面倒な時代が続くことになります。 クラウドコンピューティングの登場によりコンピュータは構築しなくても利用できるようになりましたが、コンピュータ技術の進化に追随して進化し細分化されたネットワークは依然として手元に残ったままでした。この難しいネットワーク装置を所有から利用へ移転しユーザを面倒な設定・構築業務から解放するのがNaaS(Network as a Service)です。 講演ではNaaSの出現した背景とこの30年間のITインフラの歴史を振り返る中で、IT(情報技術)に対する海外と日本の意識や取り組み方の違い、DXが進まないと言っている日本がITで世界に伍して戦えるようになるためのアイデアをネットワーク・インフラ屋の視点から紹介します。ITの道を志す学生はぜひ聞いてみてください。


セッションⅢ 2)

15:10-16:00

氏 名

藤岡 晋(ふじおか しん)

所属・役職

三井住友海上火災保険株式会社 ビジネスイノベーション部 ディレクター ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】分1_3_2藤岡氏.png
大手通信事業者でメディア、広告、ヘルスケア、マーケティング等の新規事業の立ち上げを経験。シリコンバレーに駐在し、CVCにてスタートアップ投資、クロスボーダーの協業を実現。三井住友海上に参画し、保険業界のDXとオープイノベーションに取り組む。三井住友海上キャピタル、MS&ADインターリスク総研兼務。

【講演演題】
リスクソリューションのプラットフォーマ―に向けて

【講演要約】
三井住友海上では、気候変動をはじめとしたさまざまな社会課題の解決に向け、デジタル技術やデータを活用したさまざまな取組を行っています。事故や災害に遭った場合の経済的負担に備える当社の役割は、「リスクソリューションプラットフォーマー」へ拡大し、レジリエントでサスティナブルな社会を支える企業になることを目指しています。「リスクソリューションプラットフォーマー」として、事故や災害のリスクの発現を防ぎ、またリスクの影響を小さくする、補償・保障前後に備える商品・サービスを提供していきます。すでに提供しているスマートシティを支える当社のサービスと、今後予定している社会課題解決に貢献するサービス展開について紹介します。

専門セミナー 分科会2 【 先端ICT 】

セッションⅠ

13:10-14:00

氏 名

影山 徹哉(かげやま てつや)

所属・役職

一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター 脅威分析技術ラボ 研究員 
株式会社ラック サイバー・グリッド・ジャパン 次世代セキュリティ技術研究所
サイバー犯罪調査グループ グループリーダー
 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】
2000年株式会社ラック入社。 ラックの監視センターJSOC創立時から10年以上セキュリティアナリストとして不正アクセス等に対する分析・監視業務に従事するなど、情報セキュリティ分野が専門。 2019年10月からJC3の活動に関わり、テクニカルサポート詐欺サイトの調査を中心に、サイバー空間における脅威の軽減・無効化に向け、各団体や企業、法執行機関とも連携しながら分析業務・普及啓発業務に従事中。 CISSP (Certified Information Systems Security Professional)

【講演演題】
日本におけるテクニカルサポート詐欺

【講演要約】
パソコンでWebサイトを閲覧中、突然画面に表示されるウイルスに感染した旨の警告表示や警告音で不安を煽り、パソコンの技術的サポートを騙って電子マネー等で金銭を騙し取るテクニカルサポート詐欺の被害が増えています。本講演では、この詐欺について専門的に調査・研究してきた立場から、日本におけるテクニカルサポート詐欺について、その手口や被害発生状況等についてお話し、被害の未然防止についても考えます。


セッションⅡ 1)

14:10-15:00

氏 名

藤本 良信(ふじもと よしのぶ)

所属・役職

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ メディアビジネス基盤開発局 局長
兼 株式会社博報堂テクノロジーズ 執行役員メディアDXセンター長
 ≫ URL

プロフィール
講演要約

【講師プロフィール】分2_2_1c藤本氏.jpg
2001年株式会社博報堂に入社し、メディア広告効果のシミュレータ等の開発に従事。 2008年にテレビとモバイルの連携(セカンドスクリーン)のサービスを提供する会社を社内ベンチャーで立ち上げ代表取締役就任。 2016年株式会社博報堂DYメディアパートナーズに帰任し、動画ビジネス、通放連携、新テクノロジー領域、テレヒ視聴ログソリューション「Atma」等を開発 2020年より、株式会社博報堂DYメディアパートナーズ メディアビジネス基盤開発局長となり、次世代広告ビジネスモデル「AaaS(Advertising as a Service)」の基盤・サービス開発をリード。 2022年4月より、株式会社博報堂テクノロジーズ執行役員メディアDXセンター長を兼務。

【講演演題】
データサイエンスの取組み

【講演要約】
近年、広告会社においてもデータサイエンスの取り組みが増え、採用も強化されています。博報堂DYメディアパートナーズでは、2021年より「AaaS(Advertising as a Service)」を提唱し、メディア広告枠の取引からメディア広告効果のサービスへの転換を図る取り組みを推進しておりますが、そこで重要となってくるのが、広告効果を予測することです。従来は、メディア広告枠の確保力が重要でしたが、このサービスの転換においては、それに加えてデータサイエンスの力が重要になってきています。また、メディアコンテンツ開発においてもデータサイエンスの活用が拡がってきています。講演では、そのデータサイエンスへの取り組みについてお話しさせていただきます。


セッションⅡ 2)

14:10-15:00

氏 名

橋本 康弘(はしもと やすひろ)

所属・役職

会津大学 コンピュータ理工学部 コンピュータ理工学科 コンピュータ・サイエンス部門 上級准教授 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】分2_2_2橋本先生.jpg
東京大学工学部卒業。同大学院工学系研究科修士課程および博士課程修了。博士(工学)。日本学術振興会特別研究員、東京大学工学系研究科講師、筑波大学システム情報系助教、ポスドク研究員等を経て、2019年4月に会津大学上級准教授に着任。現在は主に計算社会科学、ネットワーク科学、情報可視化の研究に従事。

【講演演題】
データサイエンス活用における産学連携に向けた取り組み

【講演要約】
この数年、食品量販店や電子部品メーカー、メディア事業会社、テレビ局などの企業や自治体から、データ分析に関する協同の提案が増えている。ビジネスや行政におけるデータサイエンスの重要性と、大学知との連携への期待が高まっているためと考えられる。こうした期待や要請に応えていくために、会津大学はデータサイエンス研究クラスターを立ち上げ、組織体制で取り組むための活動を開始した。「データサイエンス」という言葉がカバーする範囲は広く、案件ごとに要求される専門性は様々である。データ分析に関わる広範な知識を領域固有の知識と結び付け、課題定義への道筋を立てていくことが重要である。本講演では、データサイエンス研究クラスターのミッションと現在までの活動について紹介する。


セッションⅢ 1)

15:10-16:00

氏 名

石橋 史朗(いしばし しろう)

所属・役職

会津大学 産学イノベーションセンター長 復興支援センター長 宇宙情報科学研究副センター長 教授 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】分2_3_1石橋先生.JPG
東京大学理学部地球物理学科卒業。同理学系大学院天文学専攻博士課程修了。 富士通株式会社入社。システム開発部門において、宇宙開発事業団ならびに宇宙科学研究所(ともに現在、宇宙航空研究開発機構:JAXA)の人工衛星軌道決定システムの開発および運用に従事。 2012年より会津大学。産学イノベーションセンターならびに復興支援センターの産学連携業務を担当。AIセンターの活動の一環として、企業との連携によるAI実証研究のコーディネータも務める。

【講演演題】
会津大学の先端AI研究と産学連携による実証

【講演要約】
ここ数年の潮流である第3次AIブームでは、基礎分野の発展とともに実用分野での活用が急速に進んでいます。会津大学においても、学内関連研究者のグループ組織として、AIセンターが2018年4月に発足しました。それから4年半の間、研究機関や民間企業との共同/受託研究において、AIを活用したテーマは年々増えつつあります。また大学単独、あるいは企業との共同の形で、AI関連の特許出願も積極的に行われています。実用的なAIの学習モデルを構築するにあたっては、多様なデータを保有している企業との連携は、今後益々重要になってきます。本講演では、本学におけるAI関連の先端研究の状況について、産学連携の観点からその概要をご紹介いたします。


セッションⅢ 2)

15:10-16:00

氏 名

朱 欣(しゅ きん)

所属・役職

会津大学 コンピュータ理工学部 コンピュータ理工学科 情報システム学部門 上級准教授 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】分2_3_2朱先生.jpg
2000 中国天津大学生体医工学学科卒
2002 中国天津大学生体医工学専攻 修士課程修了
2006 会津大学大学院コンピュータ理工学専攻 博士後期課程修了
2006-2009 会津大学 特別研究員
2009-2014 会津大学情報システム学部門 准教授
2015- 現職
現在は主に、国立国際医療センターを初め、多くの大病院と連携しながら、心疾患、がんの診断、治療に関する研究を行っています。開発した技術は既に製品化され、臨床試験にて応用されています。

【講演演題】
AI医療:その歴史、現状、未来

【講演要約】
深層学習の発展に伴い、医療領域においても人工知能技術が既に応用され、薬事法に承認されたされた製品も現場で実用されている。本講演は、いままでAI医療の歴史、現状をレビューし、AI医療実用の問題点を挙げながら、これからの研究トレントを紹介します。
そして、日本においてAI医療実用の困難点、国際競争を述べながら、アジア、アメリカ、EU諸国との国際研究連携、IoT技術との融合の必要性も紹介します。 URL:http://bitlab.u-aizu.ac.jp/

専門セミナー 分科会3 【 人材育成 】

セッションⅠ 

13:10-14:00

氏 名

上野 文彦(うえの ふみひこ)

所属・役職

個人投資家・非常勤講師・代表理事

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】分3_1c上野氏.jpg
1993年 会津大学入学(開学時入学・一期生)
1998年 有限会社シンク設立。代表取締役社長に就任。初年度8000万円の売上・黒字。
1999年 学生時代に現在の奥さんと結婚
2000年 増資し、有限会社から株式会社へ登記変更
2002年 会津大学学部卒業(卒業まで8年かかる)
2004年 初代会津大学同窓会会長(同窓会の設立に携わる)
2007年 会社設立10周年。福島県情報産業協会理事就任(現職)。会津大学非常勤講師就任。
2018年 株式会社シンク取締役会長就任
2022年 株式会社シンク辞任。同社所有株式売却

【講演演題】
会津大学発ベンチャー -起業から発展の軌跡

【講演要約】
 学生時代に友人と会社を立ち上げ、今年売却を成功させた当人が、自身の経験をもとに、ベンチャー企業の実態や構造を説明する。講義では、そもそもベンチャー企業とは何なのか、学生でもなぜ起こせるのか、なぜ高額での売却が可能なのか等をわかりやすく解説する。
アメリカや一部のアジア諸国では、すでに優秀な学生から企業をするようになっている。近年の社会をけん引する企業のほとんどは、従来型大企業ではなく、ベンチャー企業となっている。日常、頻繁に元気な中小ベンチャー企業を目にするようになった。
講義では、ベンチャー企業を成功させるための秘訣を伝え、だれでもベンチャー企業をやってみたくなる気にさせることを目的にする。


セッションⅡ

14:10-15:00

氏 名

渡部 有隆(わたのべ ゆたか)

所属・役職

会津大学 コンピュータ理工学部 コンピュータ理工学科 情報システム学部門 上級准教授 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】分3_2渡部先生.jpeg
1979年、福島県生まれ。会津大学上級准教授。会津大学大学院コンピュータ理工学研究科博士課程を修了後、日本学術振興会特別研究員(PD)に採用。2008年より会津大学助教。2009年より会津大学准教授。2016年より会津大学上級准教授。一般社団法人i-SOMET理事。研究テーマは知的ソフトウェア工学、プログラミング環境、機械学習、データマイニング、クラウドロボティクス、教育支援など。

氏 名

屋代 眞(やしろ まこと)

所属・役職

会津大学 復興支援センター 特任教授

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】分3_2屋代先生.png
東京都出身。1978年に東京大学理学系研究科物理学修士課程を修了し、日本アイ・ビー・エムに入社。電子回路やシステム設計のエンジニアを経て、ソフトウェアやノートブックPC等の開発マネージメントなど、製品の研究開発を行う。2007年から科学技術振興機構で大学や企業とともにディペンダブルシステムの研究開発を行う。2015年からは会津大学復興支援センターに於いて、ロボット技術の研究開発を中心に産学連携のプロジェクトマネージメントを行い、現在に至る。研究開発や産学連携のマネージメントの経験が豊富。

【講演演題】
復興知プロジェクト - 若手人材が輝くロボット・ICT 人材育成プログラム

【講演要約】
 ロボット産業と人材の育成は福島県の復興の柱の一つとなっている。近年のロボットシステムではソフトウェアが大きな割合を占め、ハードとソフトの両面からロボットを開発できる人材が必要とされている。一方、高等教育機関が立地していない地域では、ICT人材育成が大きな課題となっている。本講演では、福島県浜通り地域等において、会津大学が研究機関や教育機関と連携しながら取り組む、ロボット産業振興・発展に必要なロボット及びロボット関連ICT技術習得を目指す、若手のための人材育成事業を紹介する。具体的には、講師養成研修、プログラミング演習、ロボット技術演習、ロボットシミュレータ研修、高校生課題研究活動支援の内容と実績を紹介する。


セッションⅢ 1) 

15:10-16:00

氏 名

川口 立喜(かわぐち たつき)

所属・役職

会津大学 グローバル推進本部 国際戦略室 室長 上級准教授 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】分3_3_1川口先生.JPG
米国 ポートランド州立大学大学院の第二言語習得者のための英語教授法修了し、同大学国際特別プログラム 留学プログラムのコーディネータ等として携わる。2009年1月、会津大学に着任し、高等教育の国際戦略、学生の海外派遣受入アドバイジング、異文化理解教育、地域活性化等、学生が国内外で活躍するために不可欠な資質、スキル等を向上に取り組んでいる。
また、2012年度からは、地域の集落住民と会津大学の日本人学生・留学生とのグローバル協働チームが交流し、大学生の持つ視点や行動力、IT専門技術などを活用し、会津地域連携及び活性化を図るなど、国内外における地域課題解決の実践、自己を知るきっかけの仕組みを構築している。

【講演演題】
会津大学・AiCT連携プログラム -会津大生AiCT実践プログラム(ASAP)
①取組紹介


【講演要約】
 「スマートシティ会津若松」の推進に関する基本協定に基づき、「地域社会のためのスマートシティ」の社会実装に向けた段階的アプローチとして、2022年7月に「AiCT連携プログラムー会津大学生 AiCT実践プログラム(以下:ASAP)」を開始した。
ASAPを通して、学生・企業・自治体ともに相互を知り、学生は実践の場を経験し、キャリア形成につなげることができる。また、企業、会津若松市が取り組む社会課題について、学生との協働により、若者の視点からの課題解決の切り口、学生の技術開発・スキル向上のきっかけとなる。この講演においては、これまでのASAPの活動を概観し、学生へのアプローチ及び気づきについて紹介する。

セッションⅢ 2)

   

氏 名

岡山 純也(おかやま じゅんや)

所属・役職

TIS株式会社 デジタル社会サービス企画部 会津サービスクリエーションセンター長 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】分3_3_2cc岡山氏.jpg
1979年大阪生まれ。大阪市立大学工学部電気工学科卒。2004年に新卒でTIS株式会社に入社。システムエンジニアとして大手製造業の生産管理システム構築/導入業務に従事した後、中国上海出向による新規事業立上げに従事。帰任後は本社経営企画として海外現地法人の設立、経営管理等を担う。その後、事業部門に異動し金融/決済領域の新規事業立上や事業クロージングに関わるなど、TISの新規事業の企画/推進中心のキャリアを歩んだ。2019年より会津若松スマートシティプロジェクトに参画する事になり、会津若松拠点責任者として会津若松に居住し、スマートシティの事業企画活動に取り組んでいる。

【講演演題】
会津大学・AiCT連携プログラム -会津大生AiCT実践プログラム(ASAP)
②ASAPワークショップ


【講演要約】
会津若松市では市民参加型のスマートシティ推進をおこなっています。22年4月に締結された会津若松市、会津大学、AiCTコンソーシアムの3者連携協定を踏まえ、活動をより一層加速させるべく、その最初のステップとして会津大学との連携を強化。会津大学の学生に向けてAiCT企業のスマートシティ活動の説明やAiCTオフィスツアー等を企画し、スマートシティの取組の背景や現状の理解を促してきました。また、AiCT企業も会津大学の学生と双方向のコミュニケーションをとりながら学生の考えやアイデアの理解を深め、地域密着の活動を進める機会創出を進めています。本講演では、企画内容のご紹介、およびどのような考え方で「AiCT連携プログラム」の企画具体化を進めてきたかをご説明いたします。

セッションⅢ 3)

      

氏 名

中見 至宏(なかみ よしひろ)

所属・役職

セイコーエプソン株式会社 P事業戦略推進部 部長 兼 DXイノベーションラボ会津 センター長 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】分3_3_3中見氏.jpg
神戸大学大学院工学研究科修了、セイコーエプソン入社。デジタルカメラ、フォトプリンター向けのデジタル画像処理アルゴリズム開発に従事。2005年、York University, Schulich School of Business 修了(MBA)。台湾や欧米企業と電子ペーパーやコマーシャル・インダストリアル用インクジェット事業など新規事業開発をグローバルに推進。2020年、スマートシティ会津若松へ参画、AiCTセンター長に就任。スマートホーム分科会を推進するとともに、教育、健康、アートなどの分野において、デジタル技術とEPSON製品の組み合わせで「昨日よりちょっといい暮らし」の実現に取り組んでいる。

【講演演題】
会津大学・AiCT連携プログラム -会津大生AiCT実践プログラム(ASAP)
③短大生によるオフィスの空間デザイン


【講演要約】
セイコーエプソン株式会社は、2020年7月にスマートシティAiCTに「DXイノベーションラボ会津」を開設。そのオフィスの空間デザインを創造するプロジェクトを、会津大学短期大学部産業情報科の学生の皆さんと「デザイン実習」として一緒に実施しました。地域の人々とともに身近な課題解決にオープンに取り組むという想いのもと 、EPSONの技術やプロダクトを実体験してもらえるような理想の空間が2021年9月に完成しました。本講演では、この産学連携の始まりから構想・デザイン、設計・施工に至るまでの経緯とともに、完成後の活用実績や今後についてご紹介します。

 
 
 
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