フォーラムでご講演していただく講師のご紹介です。
 

フォーラム講師一覧

 

2021年度フォーラム講師一覧

特別講演1

時 間

10:05-11:00

氏 名

神武 直彦(こうたけ なおひこ)

所 属・役 職

慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科  教授 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】
慶應義塾大学大学院理工学研究科修了後、宇宙開発事業団(現JAXA)に入社。H-IIAロケットの研究開発と打上げに従事。
欧州宇宙機関(ESA)研究員を経て、航空研究開発機構主任開発員。国際宇宙ステーションや人工衛星に搭載するソフトウェアの独立検証・有効性確認の統括や宇宙機ソフトウェアに関するアメリカ航空宇宙局(NASA)、ESAとの国際連携に従事。
2009年より慶應義塾大学准教授。2018年度より同教授。
システムズエンジニアリングおよびプロジェクトマネジメント(SE/PM)の教育研究や衛星測位や地球観測に関するデータなどを利用した世界規模での社会課題解決に携わる。
太平洋地域宇宙機関会議(Asia-Pacific Regional Space Agency Forum)でのSE/PM分科会議長など国内外の宇宙関連の委員を歴任。慶應義塾横浜初等部部長(校長)。博士(政策・メディア)。

【講演演題】
システムズエンジニアリングで未来を創る - 持続可能な社会の実現のために -

【講演要約】
世の中はあらゆるものは、複数の要素で構成され、その要素が相互に作用する「システム」として存在しています。
例えば、ITシステムはタッチパネルやディスプレイ、ネットワーク、計算機、電源、ソフトウェアといった要素で構成され、それらが繋がり、相互作用しています。人間も頭の先から足の先まで様々な要素で構成されたシステムですし、車、学校、企業、街、そして国もシステムだといえます。それらのシステムを成功裏に実現させるための複数の学問領域にまたがるアプローチや手段のことを「システムズエンジネアリング」といいます。それによって成功したと言われている取り組みのひとつは1960年代のアポロ計画であり、宇宙・防衛関連の領域で発展してきました。近年、このアプローチは様々な領域で取り入れられています。
本講演では、システムズエンジニアリングについて、概要や、事例、今後の可能性について解説いたします。

特別講演2

時 間

11:05-12:00

氏 名

板倉 真由美(いたくら まゆみ)

所属・役職

日本マイクロソフト株式会社 コンサルティングサービス事業本部 ソリューションアーキテクチャ本部長 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】
大学卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社に入社。社内システムエンジニア、アカウントシステムエンジニア、SIチームのリーダーおよびプロジェクトマネジャーを経験後、コンピテンシー部門のマネジャーとして技術者のチームをリードする。その後、IBM東京基礎研究所にて、先端技術チームのマネジャーを務める。
2008年から約1年間、米国ワトソン研究所にてIBM Global Technology Outlookコアチームメンバーとして、世界の研究者とともにIT技術戦略策定に従事する。
2013年に日本マイクロソフトに技術エバンジェリストのマネジャーとして入社し、2015年にプリセールスのパートナー営業部門にてアーキテクトマネジャーを務める。2017年よりマイクロソフトクラウドAzureエリアのクラウドソリューションアーキテクトとしてパートナーをサポートしている。
IBM在職中に大学院に進学し、修士および博士の学位を授与される。2020年より情報処理学会理事を務めている。

【講演演題】
変化するテクノロジーと、変化に適応するキャリア

【講演要約】
1946年のENIACが始まりと言われるコンピュータには、80年に満たない歴史しかありません。しかし、IBMによる汎用機の普及、マイクロソフトによるソフトウェアの大衆化、インターネットの出現やデバイスの小型高性能化などにより、今やコンピュータは単なる計算機ではなく、生活に欠かせないインフラの一部になりました。
本講演ではそれらの技術やITビジネスの変遷を概観し、今日のDXへの流れについて考察してみたいと思います。また、大学卒業後に外資系コンピュータ会社に職を得た一女性が、この変化の激しい、しかし男女差別の少ない業界の中でたどってきたキャリアと変化への対応についてお話します。皆様にとって何かヒントになれば幸甚です。

専門セミナー 分科会1【 先端ICT 】

セッションⅠ

13:10-14:00

氏 名

小林 喬(こばやし たかし)

所属・役職

一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター ≫ URL

講演要約

【講演演題】
サイバー空間の脅威の現状と対策

【講演要約】
多様化・巧妙化・組織化するサイバー空間の脅威の現状を踏まえ、こうした脅威を分析し、背後にいる犯罪インフラ、攻撃主体を特定し、取り除くことにより、より安心安全なサイバー空間を目指す日本サイバー犯罪対策センター(JC3)による官民連携の取組を基に、最近のサイバー空間の脅威とそれらに関する対策・取組について具体的事例を踏まえながら紹介します。


セッションⅡ 1)

14:10-15:00

氏 名

富岡 洋一(とみおか よういち)

所属・役職

会津大学 コンピュータ理工学部 上級准教授 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】
東京工業大学工学部 情報工学科卒業。同大学大学院理工学研究科集積システム専攻 修士課程修了。博士後後期課程修了 博士(工学)。
同大学特別研究員を経て、2009年に東京農工大学大学院工学研究院 先端電気電子部門 助教に着任。その後、2015年4月に会津大学コンピュータ理工学部 准教授に着任。2019年に同大学上級准教授に着任し、現在に至る。
現在は主に、統計的解析、機械学習、深層学習に基づく画像認識の応用やFPGAを用いた画像認識の高速化、低消費電力化、小面積化の研究に従事。

【講演演題】
低遅延エッジAI実現に向けた取り組み

【講演要約】
ディープラーニングの発展により、コンピュータシステムは画像をいくつかのカテゴリに分類する、画像中の特定物体を検出するといった多様な画像認識AIの産業界での応用がますます広がっていくことが期待されている。
本講演では、特にエッジにおけるAIの活用に活用に焦点を当て、半導体技術、通信技術の発展予想を踏まえた今後の産業界におけるエッジAIの役割と課題について議論する。また、課題解決に向けた取り組みの例として、会津大学で実施している「低遅延AI実現にむけた取り組み」について紹介する。


セッションⅡ 2)

15:10-16:00

氏 名

齋藤 寛(さいとう ひろし)

所属・役職

会津大学 コンピュータ理工学部 上級准教授 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】
会津大学コンピュータ理工学部卒業。同大大学院コンピュータ理工学研究科修士課程修了。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。2004年会津大学に着任。現在に至る。
現在は主に、低消費エネルギーなデジタル集積回路の設計技術に関する研究と機械学習を用いた野生動物の検出に関する研究に従事。

【講演演題】
深層学習を用いた野生動物の検出


【講演要約】
深層学習にてツキノワグマやイノシシといった野生動物を検出するとともに、音や光にて周囲の人に警報する野生動物警報システムを開発してきた。今年度はこれまでの実証実験などで収集した画像を基に、会津地域の野生動物を検出するための学習モデルを開発し、実証実験を行っている。
本講演では、現在の野生動物警報システムと実証実験の状況を紹介する。


セッションⅢ 1)

15:10-16:00

氏 名

成瀬 継太郎(なるせ けいたろう)

所属・役職

会津大学 コンピュータ理工学部 教授 ≫ URL

プロフィール

【講師プロフィール】
1968年、北海道生まれ。会津大学教授。
1995年北海道大学大学院工学研究科博士課程を修了、博士(工学)。
1995年に米国ニュージャージ工科大学でポストドクター研究員、1998年には北海道大学大学院情報科学研究科で助手。
2004年に会津大学に講師で着任し、准教授、上級准教授を経て、2017年より現職。
ロボットシステムの知能化に興味を持ち、災害対応ロボット、サービスロボット、農業用ロボット、生産システムなどの応用を行っている。

氏 名

中村 啓太(なかむら けいた)

所属・役職

会津大学 コンピュータ理工学部 准教授 ≫ URL

プロフィール

【講師プロフィール】
1985年、北海道生まれ。会津大学准教授。
2013年に北海道大学大学院情報科学研究科博士課程を修了、博士(情報科学)。
2014年より群馬工業高等専門学校電子情報科助教。
2016年に会津大学復興支援センター准教授に着任し、2019年より現職。
会津大学ロボットテストフィールド研究センターに勤務しており、ビックデータやロボットシュミレータを活用したロボットの知能化、およびロボットの性能評価試験に興味を持つ。会津大学コンピュータ理工学部卒業。同大大。現在に至る。

講演要約

【講演演題】
新たなICTの世界を目指す会津大学ロボット技術開発

【講演要約】
会津大学では計算機とネットワーク技術を活用した、新しいロボットの技術開発を行っています。例えば、現実空間からのロボットのデータを仮想空間で再構成し、仮想空間でロボットを学習させ、動作を検証することで、より知的なロボットの制御を実現するものです。
本発表ではロボットに深層学習技術を適用するために、実環境からのデータを仮想的に拡張し、それら両者を統合したデータによる学習システムを紹介します。さらに我々はロボットシュミレータを積極的に使用しており、シュミレータで得られたデータの活用事例を紹介します。
福島ロボットテストフィールドには会津大学の研究室があり、そこでの研究開発および試験実例を交えてご紹介します。

専門セミナー 分科会2 【 持続可能性 】

セッションⅠ 1)

13:10-14:00

氏 名

麻野 篤(あさの あつし)

所属・役職

会津大学 企画運営室兼グローバル推進本部 教授 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】
1989年     国際基督教大学 教養学部 卒
1989年~1991年 富士銀行(現 みずほ銀行)
1993年~1996年 バイエリッシェ・フェラインス・バンク
      (現ウニ・クレディト)東京支店。
1997年~1996年 国際協力事業団(現 独立行政法人国際協力機構、JICA)セネガル事務所、経理部会計監理チーム主査、マダガスカル事務所次長、債権管理部参事役、チェニジア事務所長等
2017年~2021年 大阪市東成区長
2021年~    現職
【講演演題】
SDGsにおける「ICT」
~持続可能な社会の実現に向けたICTの役割


【講演要約】
2030年までに達成すべき持続可能な社会の実現のための目標「SDGs(Sustainable development Goals - 持続可能な開発目標)」。SDGsプロセスにおいては、産官学のあらゆる主体の参画を通じた、多様な技術・資金の動員が期待されています。
特に、我が国においては、経団連がIoTやAIやロボット、ビッグデータなどの革新技術を最大限活用し、社会全体の最適化を図っていく「Society 5.0」を掲げるなど、先進的な産業技術・イノベーションを駆使して、さまざまな社会ニーズに応えていくアプローチが大きな潮流となっています。
本講演ではSDGsの概要・成り立ちとともに、企業や日本政府(JICA)などの取り組みをご紹介しながら、この目標の達成に向けてICTがどのように活用できるかについて考えてまいります。


セッションⅠ 2)

13:10-14:00

氏 名

佐藤 安彦(さとう やすひこ)

所属・役職

福島県 企画調整部 復興・総合計画課  課長 ≫ URL

プロフィール
講演要約

【講師プロフィール】
出身地  福島県南相馬伊市(旧小高町)
生年月日 昭和46年(1971年)8月17日1968年
平成 6年(1994年)3月 東北大学経済学部卒業
平成 6年(1994年)4月 福島県職員採用
平成22年(2010年)4月 総務部 秘書課主査(知事秘書)
平成23年(2011年)4月 総務部 秘書課主任主査(知事秘書)
平成25年(2013年)4月 企画調整部 企画調整課主任主査(復興推進本部担当)
平成27年(2015年)4月 企画調整部 企画調整課副課長(復興推進本部担当)
平成29年(2017年)4月 企画調整部 企画調整課主幹(企画調整担当)
令和 2年(2020年)4月 企画調整部 復興・総合計画課長

【講演演題】
福島県の新しい総合計画とSDGs

【講演要約】
福島県は、令和4年度~令和12年度を計画期間とする新しい総合計画を策定中である。現在、福島県議会9月定例会に提案すべく策定作業を進めている。策定に当たっては、審議会による議論のみならず、小学生~大学生に至る参加型ワークショップを開催した。その議論を踏まえ、目指すべき将来の姿を明らかにしたところ。
複合災害からの復興と人口減少・地方創生に同時に取り組む福島県がこの将来の姿を実現するためには、県内はもとより国内外のあらゆる主体との連携・協議が不可欠である。このため、将来の姿をSDGsに照らした場合にどのような姿になるかを整理した。福島県の新しい総合計画のご紹介を行いながら上記について説明を行う。


セッションⅡ 1)

14:10-15:00

氏 名

高田 克彦(たかた かつひこ)

所属・役職

秋田県立大学 木材高度加工研究所・所長/教授  兼  森林資源バイオエコノミー推進機構株式会社 代表取締役CEO ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】
兵庫県生まれ。
1992年北海道大学大学院農学研究科博士課程修了後、旧科学技術庁・科学技術特別研究員を経て、1994年より九州大学農学部助手。
2001年秋田県立大学木材高度加工研究所助教授、2007年より同教授、2020年より同所長。
2018年より森林バイオエコノミー推進機構株式会社代表取締役CEO。
専門は森林資源遺伝学。著書は「コンサイス木材百科」(分担執筆、秋田文化出版、2011)、「バニラのすべて」(分担執筆、フレグランスジャーナル社、2015)、「森林科学シリーズ4:フォレスト・プロダクツ」(編著、共立出版、2020)など。

【講演演題】
森林資源のフル活用に向けて - 新たな理念(バイオエコノミー)と技術(森林DX)


【講演要約】
2021年8月9日、IPCC第1作業部会は第6次評価報告書と政策決定者向けの要約を公表、温暖化の原因が人為的なCO2排出であることを明記し、改めてパリ協定の遵守を訴えました。
地球環境の劣悪化がもはや疑いようのない真実と認識されるに至った現在、森林の適正な保全や管理及び木質資源の積極的な利活用への国内的な「期待」は、それらを確実に実行する国際的な「義務」へと変化してきていると言えます。
本講演では、炭素循環の観点からカーボンニュートラルと考えられる森林資源のフル活用実現に向けて、新たな経済理念(バイオエコノミー)と森林管理とM櫛津資源利活用をデータやデジタル技術によって統合したビジネスモデル改革(森林DX)の必要性を概説します。


セッションⅡ 2)

14:10-15:00

氏 名

小林 靖尚(こばやし やすひさ)

所属・役職

会津森林活用機構株式会社 取締役 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】
1988年3月 早稲田大学理工学部応用化学科燃料化学研究室 卒業
1988年4月 日興證券株式会社 情報部 第二課
1989年7月 株式会社三菱総合研究所 産業技術部
2001年9月 株式会社アルファフォーラム設立 代表取締役
2011年9月 木材利用システム研究会(東京大学)常任理事
2012年1月 プラチナ構想ネットワーク スマート林業WG事務局
       主任研究員
2017年5月 会津地域森林資源活用事業推進協議会 総合事務局
2018年10月 会津森林活用機構株式会社 取締役
2019年7月 喜多方市再生可能エネルギー導入推進委員会委員

【講演演題】
「弱まっている森林のCO2吸収力」  - 森林で美しい里山を復活させよう -

弱まっている森林のCO2吸収力 PDF

【講演要約】
CO2は森林と海洋で吸収されています。自動車や電車で移動したり、電灯やパソコンを使っても二酸化炭素は排出されています。排出と吸収をバランスさせないと空気中のこ2濃度は増加するばかりです。
一方、樹木は一般に50年をすぎるとCO2吸収力は弱まります。80歳の樹木は25歳の樹木の1/5程度のCO2しか吸収しないのです。
森林をほったらかしにしすぎです。ちゃんと人間が手を加え続けて美しい里山を維持することがCO2の排出と吸収のバランス維持に有意義です。
二酸化炭素を出したら「植える」があたりまえになることで世界は変わります。会津から、福島からはじめましょう。


セッションⅢ 1)

15:10-16:00

氏 名

中元 淳二(なかもと じゅんじ)

所属・役職

会津大学 復興支援センター 教授 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】
2001年4月- 経済産業省特許庁 特許審査官
      (主にデジタル通信・移動体通信技術の特許出願を担当)
2010年7月-2011年6月 アメリカフロリダ大学工学部電子工学科客員研究員
2014年12月- シンガポール知的財産庁 コンサルタント特許審査官
2019年12月- 経済産業省特許庁 審判官
2020年7月-  現職

【講演演題】
女性のためのITキャリアアップ塾

【講演要約】
近年産業界ではデジタル人材が不足しており、女性のデジタル人材へのリカレント教育と就労が求められています。これに対し会津大学では、産業界の人材ニーズと就労希望の女性のニーズの両方を満たすことを目的に、民間のeラーニングと大学教員による講義・演習をミックスさせた手法による女性デジタル人材のリカレント教育の取組を続けています。
本講演では、会津大学が平成29年から平成31年まで主催した女性プログラマー育成塾と、令和2年から主催している女性のためのITキャリアアップ育成塾について、コースのカリキュラム内容や受講生の応募状、ジョブマッチング、卒塾生の就業状況等について解説します。また、本年度の塾の開講式や講義の様子についても紹介します。


セッションⅢ 2)

15:10-16:00

氏 名

栗林 寿(くりばやし ひさし)

所属・役職

一般財団法人 地域ベンチャー創成支援財団 代表理事 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】
1972年 会津高校理数科卒業
1977年 東北大学理学部化学科卒業
1980年 金沢大学大学院理学研究科修士課程修了
     同年 三機工業(株)入社
1987年 (株)会津ゼネラル入社
1992年 (株)会津ゼネラル代表取締役社長就任
2019年 (株)会津ゼネラルホールディングス相談役就任
2020年 一般財団法人地域ベンチャー創成支援財団設立 代表理事就任
2021年 会津商工会議所副会頭就任

【講演演題】
地域ベンチャー創生支援事業の目的と活動、今後の展開

【講演要約】
本財団は会津地域を会津大学を中心としてICTベンチャー企業集積地とし、地方からイノベーションを起こし、地域の発展に貢献することを目的としています。
具体的には(1)奨学金寄付、創業座談会の開催、寄付講座の提供等の教育機関における創業教育活動に対する支援事業、
(2)大学発ベンチャー企業の創業指導・支援、創業支援金搬出、創業後継続への支援等の学生・教職員の起業に対する支援事業、
(3)福島県内の産学連携や産業振興に対する支援事業を行います。
現在、数名の起業家志望者を指導・支援し、早期のベンチャー企業創成を目指しています。また、具体的な地域産業との連携を図っています。

専門セミナー 分科会3 【 スーパーシティ 】

セッションⅠ 1)

13:10-14:00

氏 名

本島 靖(もとじま やすし)

所属・役職

会津若松市役所 企画政策部 企画調整課 スマートシティ推進室 副参事兼室長 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】
1984年4月 会津若松市役所 入庁
1991年4月 総務部 総務課 電子計算係 配属
(2000年4月 総務部 情報政策課に改編)
2016年4月 総務部 情報政策課長
(2019年4月 企画政策部 情報統計課に改編)
2021年4月 企画政策部 企画調整課
    スマートシティ推進室 副参事兼室長(現職)

【講演演題】
「スマートシティ会津若松」の取組と「スーパーシティ」への挑戦

【講演要約】
 会津若松市では、人口減少や地域経済の低迷、東日本大震災からの復興などの課題に対応するため、2013年2月から「スマートシティ会津若松」に取り組んできました。
「スマートシティ会津若松」は、将来に向けて持続力と回復力のある力強い地域社会と、安心して快適に暮らすことのできるまちを目指し、健康や福祉、教育、防災、エネルギー、交通、環境など、生活を取り巻く様々な分野で、ICT(情報通信技術)をツールとして活用する取組です。
講演では、ICTオフィス「スマートシティAiCT(アイクト)」をはじめとする「スマートシティ会津若松」の取組成果とともに、本市が「スーパーシティ」で目指すまちづくりについてご紹介します。


セッションⅠ 2)

13:10-14:00

氏 名

中村 彰二朗(なかむら しょうじろう)

所属・役職

アクセンチュア・イノベーションセンター福島 センター共同統括 マネジング・ディレクター ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】
1963年生まれ。宮城県出身。IT業界~経営コンサルティング業界、35年従事。
2011年1月アクセンチュアに入社。
「3.11」以降、福島県の復興と産業振興による雇用創出に向けて設立した福島イノベーションセンターのセンター長に就任した。
現在は、震災復興および地方創生を実現するため、首都圏一極集中から機能分散配置を提唱し、会津若松市をデジタルトランスフォーメーション実証の場と位置づけ先端企業集積を実現。そして、会津で実証したモデルを地域主導型スマートシティプラネットフォーム(都市OS)として他知己への展開、各地の地方創生プロジェクトに取り組んでいる。

【講演演題】
会津若松市スーパーシティ構想全体像

【講演要約】
 2011年3月11日の東日本大震災の復興プロジェクトとして始まったスマートシティプロジェクトは、10年の実績を踏まえて、政府が進める未来都市スーパーシティへとステージアップしようとしている。市民の意志による「オプトインモデル」をベースに、先端技術であるAIや音声入力を活用して、如何に市民生活のサービスレベルを向上させるか?そして、先端技術を実証するフィールドとして会津地域の産業再生を実現させるか?
スーパーシティ構想の全体像を解説します。


セッションⅡ 1)

14:10-15:00

氏 名

馬越 孝(うまこし たかし)

所属・役職

ソフトバンク株式会社
デジタルトランスフォーメーション本部 会津若松デジタルトランスフォーメーションセンター センター長
 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】
1974年東京都生まれ。東京農工大学工学部電子情報工学科卒業。読売新聞社、Agoop、クロスコンパス、エクサウィザーズなどを経て、2020年に開設した「会津若松デジタルトランスフォーメーションセンター」にて、ソフトバンクのアセットを活用しながらスマートシティ化の取り組みに関わり、オプトインモデルの実証と実装、他の地域への展開可能なモデル構築を進めている。

【講演演題】
デジタル防災(マイハザード)

【講演要約】
 災害は必ずしも家や職場にいる時に発生するとは限らない。警報や避難指示に加え、ハザードマップや避難所開設・混雑状況などの網羅的な防災情報を災害前、発災時、避難・復旧時の各段階において速やかに入手できる必要がある。
地理に不慣れな旅行者等への情報伝達や避難行動要支援者となる方の避難の支援や安否確認などにも課題があることから、現在いる場所において、現時点でとるべき最適な避難行動を旅行者や通勤者も含む市内滞在者に対して通知する「マイハザード」機能の提供を目指す。


セッションⅡ 2)

14:10-15:00

氏 名

阿部 進(あべ すすむ)

所属・役職

会津産業ネットワークフォーラム 代表 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】
1957年 神奈川県座間市出生
1972年 桐蔭学園工業高等専門学校電気科卒業
東芝エンジニアリング株式会社入社 1984年 ルービイ工業株式会社入社
2005年~2015年 ルービイ工業株式会社 代表取締役
2015年~現在 ルービイ工業株式会社 特別顧問
2016年 会津産業ネットワークフォーラム代表に就任

【講演演題】
Aizu Connected Industriesプロジェクトについて

【講演要約】
会津産業ネットワークフォーラム(ANF)が、過去の勉強会において驚愕した事実は、世界の中で日本の1人当たり労働生産性はOECD加盟37ヵ国中21位(2019年度)と先進国の中では低水準にあり、中小企業のデジタル化の遅れがその根本的な原因となっている点です。
ANFでは、中小企業の視点で生産性を向上させるためにいま何をすべきなのか?という一つの答えとして、「Aizu Connected Industriesプロジェクト」を立ち上げ、推進しております。
本プロジェクトは、地域の中小製造業が共通で利用できる業務プラネットフォームを構築し、社内の業務が統合されることにより、将来的に企業間の連携も進み、地域、引いては日本の生産性向上が果たされることを目指しています。


セッションⅢ 1)

15:10-16:00

氏 名

久田 雅之(ひさだ まさゆき)

所属・役職

株式会社会津コンピュータサイエンス研究所 代表取締役 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】
愛知県常滑市出身。
会津大学の第一期生、2002年同大大学院博士後期課程修了(コンピュータ理工学博士)。
ベンチャー企業の研究員、大学の教員を務めた後、2007年に株式会社会津ラボを創業、ブロックチェーン技術を活用した電力取引や自動運転の実証試験など先端的な研究開発に取り組む。
2019年4月に会津コンピュータサイエンス研究所を設立(代表取締役所長)、現在はエネルギー分野でのIT・ICT技術を活用した先端的な研究開発に取り組んでいる。

【講演演題】
AIチップを用いたエネルギーマネジメントと
ブロックチェーンを活用したエネルギーのトレーサビリティシステム


【講演要約】
会津大学・バンプージャパン株式会社と共同で設置したオフグリット蓄電ソーラーカーポートでは、蓄電池の制御に会津大学が研究を進めるAIチップを使用している。また発電、蓄電、放電といったエネルギーの動きを全てブロックチェーン上に記録しており、いつどのようにエネルギーが生じ、移動し、消費されたのかが細かに管理されている。これらの技術の概要と課題、今後の取組について紹介する。


セッションⅢ 2)

15:10-16:00

氏 名

伊藤 真人(いとう まひと)

所属・役職

バンプージャパン株式会社 エネルギーソリューション本部長兼会津支社長 ≫ URL

プロフィール及び
講演要約

【講師プロフィール】
エネルギープロジェクトマネージャー。
福島県郡山市に生まれ、埼玉県草加市で育つ。
外資系石油会社にて営業、物流、企画等に15年半従事。その後、2014年からタイのバンプーグループ日本法人にて、大型太陽光発電所や屋根上太陽光、ソーラーカーポートの開発に従事。
会津若松市に在住し、EVや伝送スクーターに乗り、CO2フリーの電気を使うことで、日々の生活の中で電動化×再エネ化の実験を行っている。

【講演演題】
オフグリッド型蓄電ソーラーカーポートを用いたスマートシティにおける取り組み

【講演要約】
会津大学及び株式会社会津コンピュータサイエンス研究所との実装研究目的で設置したオフグリッド型蓄電ソーラーカーポートを、再生可能エネルギ―を中心とした分散電源と電動モビリティを繋ぐモジュールとして、今後会津若松市内を中心に設置・展開を目指している。
スマートシティ会津における再生可能エネルギーの地産地消モデルとして、今回の実証研究で培われる技術を、ビジネスに活用するための取り組みを紹介する。

 
 
 
トップページに戻る
 
 

<会津IT秋フォーラム2023協賛企業>