産学連携

脳聴(共同研究)について

 脳聴は、東京都の飯田電子設計株式会社と黄助教授との共同研究の成果です。その内容は、一定時間間隔で音に番号を付け、その一定時間ごとに音を切り取り、奇数番号の音は右の耳から、偶数番号の音は左の耳から、しかも奇数偶数同時に聞こえるように加工するものです。このようにすると、ぼんやりと聞き流していては意味を聞き取ることは出来ませんが、神経を集中させると音の意味を聞き取ることが出来ます。脳が信号処理能力を全力で回転させて音の意味を聞き取ろうと努力するのです。これにより脳が活性化するわけです。 

 飯田電子設計株式会社の飯田社長は日本大学に依頼して、これにより人間の脳が本当に活性化するのかを測定してもらいました。その結果、脳は確かに活性化される、という実験データが得られました。

 その後、飯田社長は商品化をすすめ、平成18年11月に「脳聴」という商品名で新製品の販売を開始しました。商品はコンパクトディスクで1枚4,980円、コンテンツとしては落語、般若心経などがあり、ヘッドフォンで聞くとより効果的だそうです。

 詳細については、こちらの資料(PDF形式)をどうぞ。