産学連携

               

脳聴(共同研究)について

 脳聴は、東京都の飯田電子設計株式会社と黄助教授との共同研究の成果です。その内容は、一定時間間隔で音に番号を付け、その一定時間ごとに音を切り取り、奇数番号の音は右の耳から、偶数番号の音は左の耳から、しかも奇数偶数同時に聞こえるように加工するものです。このようにすると、ぼんやりと聞き流していては意味を聞き取ることは出来ませんが、神経を集中させると音の意味を聞き取ることが出来ます。脳が信号処理能力を全力で回転させて音の意味を聞き取ろうと努力するのです。これにより脳が活性化するわけです。 

 飯田電子設計株式会社の飯田社長は日本大学に依頼して、これにより人間の脳が本当に活性化するのかを測定してもらいました。その結果、脳は確かに活性化される、という実験データが得られました。

 その後、飯田社長は商品化をすすめ、昨年11月に「脳聴」という商品名で新製品の販売を開始しました。商品はコンパクトディスクで1枚4,980円、コンテンツとしては落語、般若心経などがあり、ヘッドフォンで聞くとより効果的だそうです。

 詳細については、こちらの資料(PDF形式)をどうぞ。

Ran's Night (共同研究)について

長野県上田市に本社のあるキュー・オー・エル(QOL)株式会社は女性の基礎体温測定を簡便に行いたい、と考えていました。基礎体温は、通常、朝目覚めた時に布団の中で動かずに体温を測定し、それを数ヶ月継続して行い、体温の日毎の変化をグラフに示す、という面倒な作業を必要とします。社では、寝ている間に体温を測ることが最も簡便と考えました。ところが睡眠中に体温計を皮膚に密着しておくことは不可能で、測定結果は何を測っているのか分らない様な状況でした。これを解決するためにQOL社は会津大学に技術支援を求めて来ました。

 会津大学の陳上級准教授は信号処理技術を専門としており、雑音に埋もれた信号を雑音から分離する事を得意としています。さらに、陳先生はこの信号処理技術を医療分野に応用する事に主眼を置いて研究しています。すなわち、体温、脈拍、呼吸、血圧等の生体信号を抽出して近距離無線技術(ブルートゥース技術)で携帯電話に送り、携帯電話でその信号をサーバに送信するシステムの研究開発を行っています。QOL社のニーズは雑音に埋もれた信号から体温信号を抽出し、それを日々記録して長期間の体温変化を知ることです。QOL社のニーズと陳先生の研究テーマとは完全にマッチングしているので、QOL社の技術課題を共同研究で解決することになりました。

 3年間の共同研究の結果、陳上級准教授は雑音だらけの測定データから信号処理技術を駆使して日々の体温変化のデータを抽出することに成功しました。さらに、計測データをQRコード化し、これを携帯電話で撮影してサーバに送信・蓄積するシステム設計を行い、システムをユーザフレンドリなものにしました。こうして誕生したのがRan's Nightです。商品は長径7cmの卵型で厚さは1.5cm。これをパジャマに挟み、寝ている間に体温を測定します。Ran's Nightは「2008年第2回キッズデザイン大賞(経済産業大臣賞)を受賞しました。1個13,440円で、今までに約1万個の販売実績があるそうです。

 詳細については、こちらの資料(PDF形式)をどうぞ。

ANFモーニングサロンについて

 平成22年度より、会津産業ネットワークフォーラム(ANF)と共同企画で、モーニングサロン(月1回)を本学で開催しています。 

 モーニングサロンは、ANF会員企業のニーズと会津大学のシーズをお互いに理解し合うことで、産学官が連携していく仕組みづくりや、取組事例を継続していくことで、会津発のビジネスにつながるものとして育成していければと期待しております。

 朝7時30分から9時の時間帯で、会員企業及び会津大学教員による講演などを通じて情報交換を行っています。このサロンは、参加者が朝食代として、ワンコイン(500円)で旬の朝食を楽しみながら、ゆるやかに、そして和やかに行っております。

ANFモーニングサロンの風景

会津"雲"サロンについて

平成22年度より、会津大発ベンチャー有志の方々との協業で、近隣地域IT企業の方々を対象とした最新ITテクノロジーに関する情報交換の定期的な場として"雲"サロン(月1回)を開催しています。

 "雲"サロンでは、ITに関する話題だけでなく、外部資金の話題や最近の会津大学の動きなどについても取り上げています。

 ご興味のある方は、産学イノベーションセンター(UBIC)までお問い合わせ下さい。

雲サロンの風景

産学官協定締結について

 自治体及び企業と協定を結び、共同で産学連携を促進しています。

 過去の実績

平成18年4月  会津若松市

平成18年5月  喜多方市

平成18年7月  海洋研究開発機構(JAMSTEC)

平成18年9月  商工組合中央金庫福島支店

平成19年3月  宇宙航空研究開発機構(JAXA)

平成19年6月  東邦銀行

平成19年8月  日本政策金融公庫

平成21年3月  大東銀行

平成21年4月  会津信用金庫

平成23年7月  アクセンチュア株式会社

平成24年3月  日本電気株式会社

平成24年4月  富士通株式会社

平成24年6月  東日本電信電話株式会社

平成24年11月 ネットワンシステムズ株式会社

平成24年11月 アルパイン株式会社

平成25年12月 野村證券

平成26年2月  統計数理研究所

平成27年2月  コラボ産学官

平成27年2月  産業技術総合研究所

平成27年4月  株式会社アイザック、株式会社テムザック

平成27年11月 福島県警察本部

平成28年12月 郡山市・郡山地域テクノポリス推進機構

平成29年9月  ソラミツ株式会社

平成29年9月  株式会社IHI

平成30年1月  株式会社住友生命保険相互会社

平成30年2月  株式会社福島民報社

平成30年3月  白河市

平成30年10月 南相馬市

平成30年11月 福島テレビ株式会社

 調印式の様子