フォーラムでご講演していただく講師のご紹介です。
 

フォーラム講師一覧

 

フォーラム講師一覧

専門セミナー1

氏  名

Song Guo(ソン グォ)

大学・企業名

会津大学

所属部署・役職

教授

URL

Song Guo(ソン・グォ)

プロフィール及び講演要約

【講師プロフィール】Song Guo
 会津大学教授。カナダ・オタワ大学にてコンピューター理工学の博士号を取得。主な研究テーマは、コンピューターネットワーク向けプロトコル設計と性能解析。当該分野の査読付き主要学術論文誌及び学会にて250編以上の論文を発表。現在では、複数の主要国際学術論文誌の編集委員、多数の国際学会の組織委員・技術委員を務めるほか、IEEEとACMの上級メンバーとしても活躍中。
【講演要約】
 今回の講演では、ネットワークから遮断された環境下での使用を想定して開発した耐障害性情報管理(Resilient Information Management/RIM)システムを紹介します。RIM とは、災害発生後直ちに立ち上げることが可能な、スマートフォン等のモバイル機器を利用した情報収集・提供システムです。インターネットが利用できなくなった被災地でも、"人間中心"の様々な情報を提供し、地域住民による自主的・互助的救援活動の実施が可能となります。また、RIMを通して被災者と情報を共有し、互助コミュニティを立ち上げることもできるのです。理解を深めて頂くため、講演ではシステムの簡単なデモンストレーションをご覧頂きます。

氏  名

川口 立喜(カワグチ タツキ)

大学・企業名

会津大学

所属部署・役職

准教授

URL

川口 立喜

プロフィール及び講演要約

【講師プロフィール】川口 立喜
学歴:ポートランド州立大学大学院 第二言語習得者のための英語教授法修了(TESOL) 宮崎国際大学 比較文化学部 比較文化学科卒業
専門:異文化間コミュニケーションと理解教育、大学の国際化とエンロールメントマネジメント、短期・中期海外研修プログラム運営管理、Computer-Assisted Language Learning (CALL)
経歴:平成21年1月に会津大学に着任後、それまで海外の大学等で培った見識、異文化体験を最大限に活かすとともに、大学の国際交流業務の充実に貢献し、教職員・学生・地域住民の三者が連携・協働する中でのリエゾン的役割を担っている。
 特に、留学コーディネータ等として様々な異文化問題に直面した経験から、留学生が抱える多様な問題に対してアドバイジングを提供することによる質の高い学生支援を心がけている。今後も学生や地域の方々と連携することにより、大学のステークホルダーとの関係を緊密化し、地域の中の大学としての活力となるよう努力している。
【講演要約】
 東日本大震災や原発事故による影響が福島県全域に及ぶ中、人口減少と高齢化が懸念される過疎・中山間地域において、住民同士の絆や相互扶助の精神、地域特有の伝統文化や慣習、美しく豊かな自然や景観といった地域の「内なる力」を維持・強化する必要がある。
 平成24年度より、福島県南会津郡南会津町山口に位置する中小屋地区集落住民と会津大学の日本人学生・留学生とのグローバル協働チームの交流を通して、大学生の持つ視点や行動力、IT専門技術などの「外からの力」を活用し、中長期的に活動を実施することにより、信頼関係が築かれ、会津地域連携及び活性化に効果が出始めている。
 ここでは集落住民との交流活動の経験を踏まえ、地域活性型PBLを通じた学生リーダーシップについて概観し、「内なる力」と「外からの力」を統合できるグローバル人材育成する事例を紹介する。

氏  名

藤井 靖史(フジイ ヤスシ)

職名

会津大学復興支援センターリサーチアドミニストレーター

URL

プロフィール及び講演要約

【講師プロフィール】藤井 靖史
 1977年生まれ。京都府出身。日立電子サービス(株)、アップルコンピュータ(株)、海外ベンチャーと渡り歩き、帰国のタイミングで(現在の奥さんと結婚するために)東北へ移住
 2009年、仙台にて株式会社ピンポンプロダクションズを設立。代表取締役就任。
 2012年にKLab株式会社とのM&Aを行い、EXIT。
 現在は会津大学リサーチアドミニストレイター
 2013年にCode for Aizuを立ち上げ、シビックテック(市民がテクノロジーを使って地域課題を解決する)活動を行っている。
【講演要約】
 オープンデータに関しての世界的動向、日本ではどうか?
 また基本的な概念についての補足を行い、会津で進行中のいくつかのプロジェクトについてご紹介をする。

氏  名

本島 靖 氏(モトジマ ヤスシ)

職名

会津若松市情報政策課主幹

URL

プロフィール及び講演要約

【講師プロフィール】本島 靖 氏
1984年4月 会津若松市役所に入庁。
1991年4月 総務部総務課(電子計算係)※電算処理担当
2000年4月 総務部情報政策課(新設)
2011年4月より現職 情報化事業全般を統括
【講演要約】
 現在、会津若松市では透明性・信頼性の向上、市民協働の推進、経済活性化などを目的にオープンデータ(行政データ、公共データの公開)に積極的に取り組んでいます。
 市独自のオープンデータ利活用基盤「DATA for CITIZEN(データ フォー シチズン)」を中心に取り組みの現状をご紹介します。

氏  名

友納 健一郎 氏(トモノウ ケンイチロウ)

職名

(株)EWMファクトリー代表取締役

URL

(株)EWMファクトリー

プロフィール及び講演要約

【講師プロフィール】友納 健一郎 氏
 大学卒業後、1987年に日本アイ・ビー・エムに入社、システム・エンジニアとして大規模システムの開発を担当。1994年インターネットの黎明期より、ウェブ技術のエンタープライズエリアへの利活用推進に寄与。プロジェクトを立ち上げ開発責任者となった1998年の長野オリンピック公式ウェブサイトはイベント期間中のアクセス件数でギネスブックレコードを記録し、IBM復活の象徴となった。
 2000年日本アイ・ビー・エムを退職し、米国ウェブインテグレーターiXLジャパンの副社長に就任。全プロジェクトの統括責任者となる。
 2001年に独立し、東京都千代田区にて株式会社EWMジャパンを設立。代表取締役に就任。ウェブインテグレーションビジネスを開始。
 2006年8月佐賀県佐賀市との進出協定により、佐賀市に株式会社EWMファクトリーを設立。ニアショア・スタイルによる開発と運用業務を開始。
 2013年12月福島県南会津町と進出協定を締結。2014年8月にEWMファクトリー南会津開発センター(CloudCamp)を設立、新たな取組みをスタート。
・株式会社EWMファクトリー代表取締役
・株式会社EWMジャパン代表取締役
・一般社団法人Ganbatte365理事
・クラウドビジネスアライアンス理事
  などを兼務
【講演要約】
 創業14年目を迎えたEWMグループは、8年前より、東京と佐賀によるニアショア・スタイルでのWebインテグレーションビジネスをスタートし、現在では、ほとんどの業務を地方に移し、国際イベント、中央省庁、大手企業サイトの構築と運用などを多数手がけ、お客様及びパートナー企業から高い評価を得ています。また、地域においても、自治体、大学、地元企業、フリーランサーとの連携によるオープンイノベーションによる町づくり、人作りのプロジェクトを行なっています。

 本年8月に、第2のニアショア拠点として、南会津町に開発センターCloud Campを設立し、地域の特性を生かしたITの利活用と新たな取組みをスタートしました。
 EWMのこれまでの取組みと今後の取り組みを紹介しながら、地方におけるIT企業のあり方について考察したいと思います。

専門セミナー2

氏  名

山口 功作 氏(ヤマグチ コウサク)

職名

エストニア投資庁/エンタープライズ・エストニア日本支局長

URL

プロフィール及び講演要約

【講師プロフィール】山口 功作 氏
 駐日エストニア共和国大使館にて10年間に渡り、経済・観光プロモーションを担当。
 電子政府を契機としたデジタル社会の普及・啓蒙活動を5年以上に渡り行なっている。
 日本では、内閣府IT総合戦略本部等で事例紹介と提言を行なった。
【講演要約】
エストニアの先進事例(仮)
 技術論が先行しがちな来たるべきデジタル社会の検討に際し、概念の構築や様々な角度からの視点を持った意見の集約が必要であることを説く。

氏  名

若目田 光生 氏(ワカメダ ミツオ)

職名

NECビッグデータ戦略室室長

URL

プロフィール及び講演要約

【講師プロフィール】若目田 光生 氏
1965年生まれ    栃木県出身
1988年3月       上智大学 文学部卒
同       4月       日本電気株式会社 入社
2003年10月     第二金融ソリューション事業部・第一営業部長
2006年4月       第一金融ソリューション事業部・第二営業部長
2009年1月       金融サービスソリューション事業部長
2011年7月       金融ビジネス推進本部長
2012年11月      ビジネスインキュベーション本部・主席事業主幹
2013年4月       事業イノベーション戦略本部・主席事業主幹
        兼 ビッグデータ戦略室長
2014年4月       現職

 1988年NEC入社。金融機関向けITソリューションのエキスパートとして、メガバンク、信託銀行、地域金融機関に対し、様々なシステムやサービスの提案、構築を手掛ける。その後、金融機関向けクラウドサービス事業の立上げに従事。2012年より、ビジネスインキュベーション本部にて新事業開発、コーポレートベンチャリングを、2013年には全社ビッグデータ事業の立上げを担当。2014年4月より現職。ビッグデータ含む全社の成長領域の推進がミッションであるが、COCN(産業競争力懇談会)、日本経団連情報通信委員会などで、データ利活用による日本経済の活性化、競争力向上を目指した活動にも従事している。
【講演要約】
 昨今「ビッグデータ」「データサイエンティスト」という言葉に少々飽食気味ではないでしょうか?しかし、「資源小国」の日本が、新たな資源ともいえる「大量データ」を上手に活用し、経済活性化、競争力向上につなげるべきという点についてはご意見が一致するところと思います。

 また、企業においても、明確な課題設定と地に足についたデータ分析の取り組みを通し、将来予測に基づく意思決定、新サービスの開発、リスク軽減やロス削減などの成果を上げたという事例も耳にするようになりました。つまり、アナリティクスの力や必要性が正しく認識され、ビジョンを描く段階から、ようやく実践のステージへ入ったと考えられます。

 さらに今後は、IoTやデータサイエンスのさらなる進化により、様々な事象が可視化され、場所や時間の制約なくリアルタイム、ダイナミックなサービスが生まれることが期待されます。

NECは、「安心」「安全」「効率」「公平」という四つの社会価値の実現を目指し、多くのお客様と共に、ビッグデータ分析による課題解決に取り組んでまいりました。本日は、センシング技術による多種多様なデータの収集、アナリティクス技術による予知、予測、そして予知、予測に基づく最適な制御や誘導という、ビッグデータから価値を創造する一連のプロセスを、事例を通して解説いたします。また、具体的な事例に加え、今後の展望、データ利活用を取り巻く環境などにも触れたいと思います。

本講演を通し、データサイエンスの可能性を感じて頂き、皆様の研究やビジネスにおける何らかのヒントがご提供できれば幸いです。

氏  名

大澤 幸生 氏(オオサワ ユキオ)

職名

東京大学 工学系研究科・教授

URL

大澤 幸生 氏

プロフィール及び講演要約

【講師プロフィール】大澤 幸生 氏
 1968年生まれ。博士(工学)。95年、東京大学工学研究科で工学博士を取得したのち大阪大学基礎工学研究科助手、筑波大学ビジネス科学研究科助教授、科学技術振興事業団(現・科学技術振興機構:JST)研究員、東京大学情報理工学研究科特任助教授、東大大学院工学系研究科システム量子工学助教授、同システム創成学専攻の准教授を経て、2009年7月より現職。非線形物理学、人工知能、経営学における研究活動から「チャンス発見学」なる新分野を創始、開催された会議は日亜欧米で50件余り。
主な著書
「イノベーションの発想技術」, 日本経済出版社 (2013),Innovators' Marketplace: Using Games to Activate and Train Innovators (筆頭執筆・2012)
「未来の売れ筋発掘学 ~データマイニングを超えた価値センシングの技術~」(筆頭編著・ダイヤモンド社2010)
「チャンス発見のデータ分析」(単著・東京電機大学出版局2006)
「チャンスとリスクのマネジメント」(筆頭編著・朝倉書店2005)
「ビジネスチャンス発見の技術」(単著・岩波アクティブ新書2004)
「Chance Discovery」(筆頭編著・SpringerVerlag2003)
など。
【講演要約】
 私たちが長年研究してきたチャンス発見学における現在の先端研究の一つが、データジャケットを用いたデータ市場(Innovators Marketplace on Data Jackets: IMDJ)です。世の中には、中身を公開できない大切なデータが沢山あります。そんな各データをデータジャケット(DJ)という形に要約したものが、IMDJの基本要素になります。DJには、データの表層的な紹介文や代表的な変数名が書かれた、レコードジャケットくらい小さな情報しか書かれていません。しかし、「ビッグデータ」といわれるものの実態は、様々な分野の様々なスケールのデータが緩く関連し合う、蠢くネットワークです。DJを集めて関係をKeyGraphで可視化し、様々な人がデータや分析能力を出し合い、様々なチャンスを発見してゆくようなコミュニケーションを可能とする仕組みづくりについて実例を交えてお話します。

専門セミナー3

氏  名

栄藤 稔 氏(エトウ ミノル)

職名

株式会社NTTドコモ執行役員兼NTTドコモベンチャーズ社長

URL

プロフィール及び講演要約

【講師プロフィール】栄藤 稔 氏
3年毎にやることが変わる技術屋。学生時代はZ80で並列コンピュータ試作する計算機研究。
パナソニックに就職と共にデジタルVCR試作。
3年後ATRに出向。役に立たない非単調推論、知識構造表現を研究。
ATRから大学に行き、パターン認識研究を2年間。これで学位取得。パナソニックに戻りMPEG標準化のリーダー。
2000年にドコモに転じ、モバイルマルチメディアを担当。
そのときAppleと組んで定めたファイル形式がMP4。自称iPodの外祖父。
2002年末にシリコンバレーに異動となり、モバイルインターネット。一方で、標準化活動でMPEGのエミー賞受賞に貢献。
2005年に日本に戻り、分散音声認識を商用化。
2007年にデータマイニングを立ち上げ、並列分散ペタバイトデータベースを構築。
twitterなどストリーム処理を含めた自然言語処理応用をデータ量と並列計算システムで解決するアプローチを実践。
これは「しゃべってコンシェル」で具現化。
2012年6月より、戦略企画部門に移り、ネットワークインフラ強化とクラウドによる新規事業創出を担当。 2014年6月からはNTTグループの投資部門であるNTTドコモベンチャーズ社長を兼務。
【講演要約】
 スタートアップとNTTドコモベンチャーズによるNTTドコモのアセットを活用した 共同事業開発プログラムである39works(http://www.39works.net/)を主宰するNTTドコモ執行役員の栄藤稔が、その活動を紹介する。
 この活動はスタートアップのプラットフォーム共通化、開発テーマのトップダウン検討、チーム編成の組織化という意味でベルリンのRocket Internet, シリコンバレーのTandem Capitalのとるアプローチに近い。異なるのは、日本の風土にあった起業スタイルを模索していることだ。すぐに会社を作らなくても製品と顧客に関する仮説検証ができる仕組みを提供している。参加者は個人でも会社でも良い。さらに39WorksではAPIを軸とした産業間連携を模索しており、B2B2Cの枠組みで事業開発をすることに興味があるスタートアップやこれから起業を考えている方に参考になるはずだ。この講演では併せてドコモのベンチャー連携方針や注力技術、クラウド利用の実態について述べる。

氏  名

松本 真尚 氏(マツモト マサタカ)

職名

(株)WiL共同創業者

URL

www.wilab.com

プロフィール及び講演要約

【講師プロフィール】松本 真尚 氏
 1970年7月、神戸生まれ。99年にPIMを設立、CEOとして00年のYahoo Japanとの合併を指揮。その後、ヤフー社長室で、戦略投資やYahoo!BBの立ち上げを経て、Yahoo Shopping 事業部長に就任。SBのVodafone買収後は、Yahooのモバイル事業部の初代事業部長とSBモバイルのプロダクト・コンスーマー統括本部長を兼務。08年にはYahooのRD統括本部長としてYahooのサービスのフロントエンドの開発を行う。11年からは、YahooのCIO(Chief Incubation Officer)としてYahooの新規事業を指揮。多くの他の事業会社との連携やJVを仕掛ける
その後、友人の伊佐山氏、西条氏と2013年にWiL,incを立ち上げ現在に至る
【講演要約】
IoTの最新動向と、IoTのベンチャーの起こし方(仮)
インターネットのニュートレンドであるIoTに関してシリコンバレーの動向を中心に現在の状況と今後の展望に関して説明します。
 index
 ・シリコンバレーを中心とした現況
 ・いくつかのベンチャー事例の紹介
 ・今後のIoTマーケットにおける日本の戦略

専門セミナー3

氏  名

福野 泰介 氏(フクノ タイスケ)

職名

株式会社jig.jp(ジグジェーピー) 代表取締役社長

URL

株式会社jig.jp

プロフィール及び講演要約

【講師プロフィール】福野 泰介 氏
 1978年11月8日石川県生まれ。国立福井工業高等専門学校電子情報工学科を卒業後、2000年に有限会社シャフトを設立しCTOに就任。2001年に有限会社ユーエヌアイ研究所を設立、代表取締役社長に就任。2003年5月に株式会社jig.jpを設立し代表取締役社長に就任(現任)。
小学3年生の時、何度でも作り直せるプログラミングの世界に出会い、開発言語をBASIC、アセンブラ、C言語と変えながらソフト作りに熱中する。福井高専に在学中、研究会やアルバイトでソフト開発に携わり、自分が開発したものを人に使ってもらう喜びを知る。卒業後、フリープログラマーをしながら起業を考える。2つの会社の創業を経て、現在の株式会社jig.jpを設立。当時モバイルサイトしか見られなかった携帯電話向けに、パソコン用サイトを閲覧可能とする世界初のダウンロード型のフルブラウザ『jigブラウザ』を開発。より豊かな社会のモデルを探るため、本店があり、在住している福井県鯖江市で、こどもやシニア向けのプログラミング講座、自治体オープンデータ「データシティ鯖江」とそれを活用する団体「Code for Sabae」、首都圏の起業家と交流するITイベントなどを手がけている。また、高専生の更なる活躍に期待しており、全国の高専からのインターン受け入れや講演会、「Code for KOSEN」などを通じて、後輩のバックアップに取り組んでいる。
【講演要約】
「電脳メガネの町、鯖江の挑戦!ウェアラブルオープンデータが創る未来」
 国産メガネのフレームの95%のシェアを占め、イタリア、中国と並んで三大メガネの産地とされる福井県鯖江市。メガネ一筋100年の蓄積に、ITが加わる時、最強のウェアラブルデバイス、電脳メガネが誕生する。未来のメガネを通して見る世界の要、オープンデータは、次世代Web戦争の幕開け。日本政府による世界最先端IT国家創造宣言に負けない、地域まちづくり鯖江モデルをシェアします。

特別講演1

氏  名

岩瀬 次郎(イワセ ジロウ)

大学・企業名

会津大学

所属部署・役職

理事

URL

会津大学

プロフィール及び講演要約

【講師プロフィール】岩瀬 次郎
札幌生まれの京都育ち。
京都大学工学部数理工学科卒・同修士。
日本IBM入社後、米国エール大学大学院へ留学、Applied Science & School Management 修了修士
日本IBMにおいて、コンピテンシーマネジメント企画管理マネージャやソフトウェアエンジニアリングマネージャ、コンピテンシー&スキル開発マネージャを歴任
2007年 会津大学理事
2010年 会津大学産学イノベーションセンター長に就任
2013年 会津大学復興支援センター長に就任
福島県復興計画検討委員会委員(2011年)
プロジェクト・マネジャー学会代議員
NEDO技術委員
【講演要約】
 平成25年3月、会津大学では、東日本大震災等からの福島県の確実な復興を推進するため「会津大学復興支援センター」を設立しました。
 その使命は、ICT産業を中心とした産業振興及び雇用創出を通じた福島県、東北の復興への貢献です。活動の3本柱は ①先端ICT研究の推進、②イノベーションを生み出すための『場』の提供、③ICT人材の育成 です。会津オープンイノベーション会議(AOI会議)を通じて企業との連携事業を進めるほか、拠点化の中核施設として「先端ICTラボ」の整備を進めています。地域発グローバルICT拠点を目指す「先端ICTラボ」を紹介いたします。

特別講演2

氏  名

ロバート・レンツ(Robert Lentz)氏

所属部署・役職

Cyber Security Strategies, LLC社長兼CEO /FireEye, Inc. 取締役会メンバー

URL

  

プロフィール及び講演要約

【講師プロフィール】ロバート・レンツ
 ロバート・F・レンツ氏は、ネットワーク情報統合担当米国防次官補/最高情報責任者官房でCIIA(サイバー、ID、情報保証)担当の国防副次官補を務め、2000年11月からは国防総省初の最高情報セキュリティ責任者(CISO)に就任、30億ドル規模の情報保証/サイバーセキュリティ・プログラムを指揮監督しました。また、戦略的思考と変更管理の概念を国防総省に導入し、同省初の包括的なサイバー・アーキテクチャ、サプライチェーン・リスク管理戦略や、世界最高の信頼性を誇るID管理システムを構築。その他、連邦政府の国家サイバー・セキュリティ・イニシアティブや、その後にまとめられた大統領府報告書「サイバースペース政策レビュー」では担当チームを率いる重要な役割を果たしています。

 レンツ氏のキャリアは、1975年に国家安全保障局(NSA)からスタートしました。在職中は、当時として画期的な国立コンピュータ保安センターに勤務し、初の試みである国立鍵管理センター(National Key Management Center)の運営にも携わりました。NSAのネットワーク/サイバースペース局(Network and Space Office)の局長も務め、アメリカでの同時多発テロ事件「9・11」後は国防長官の指示により、民間セクターやベンチャー企業、学界との連携のあり方についても改革を断行しました。

 レンツ氏は、連邦政府の職員として、国立サイバースペースINFOSEC対策評議会(National Space INFOSEC Steering Council、NSISC)の議長、国防総省内部者脅威対策推進グループ(DoD Insider Threat Steering Group)のリーダー、大統領府国家安全保障システム小委員会(Presidential Sub-Committee on National Security Systems)の主要メンバー、国防総省情報保証対策評議会(DoD IA Steering Council)の議長、および世界情報グリッド・ミッション領域(Global Information Grid Mission Area)の情報保証責任者を歴任。最高情報セキュリティ責任者という立場では、国防総省のCIO執行委員会(CIO Executive Council)にも出席しました。また、インターネット・セキュリティー・センター(CIS)、共通脆弱性対策上級委員会(Common Vulnerabilities & Exposures Senior Council)、国際サイバー・センター諮問委員会(International Cyber Center Advisory Board )、およびIT 関連の信頼性向上を目的とする非営利団体SafeCodeなど、各種民間団体との国防総省側連絡係も担当。現在は、セキュリティ・イノベーション・ネットワーク(Security Innovation Network、SINet)のパートナー、メリーランド州立大学ユニバーシティ・カレッジのサイバー対策上級顧問を務め、FireEye、Nok Nok Labs、Sypris Solutions各社の役員にも名を連ねています。

 レンツ氏は、NSAの年間最優秀資源管理者賞(Resource Manager of the Year)、国防功績賞(Defense Meritorious Service Award)、大統領勲功賞や、連邦政府のIT技術向上に貢献した個人に贈られる「Federal 100 Aaward」などを受賞しています。その他、国防総省が文民に授与する最高の名誉賞や、権威ある国防長官文民功労賞(Secretary of Defense Distinguished Civilian Service Award)を受賞し、米国政府賞(Excellence.gov Award)のトップ20にも選ばれています。2008年には、大西洋岸中部地域の年間最優秀情報セキュリティ担当官賞(Information Security government Executive of the Year)が贈られ、北米全体での年間最優秀政府高官賞(North American Executive of the Year)も獲得しました。民間人功労章は、国防総省、国家安全保障局の両組織から授与されています。また、RSAのセキュリティ対策実践賞(Excellence in the Field of Security Practices Award)、SANSの年間最優秀サイバー・セキュリティ・リーダー賞(Cyber Security Leader of the Year)も受賞しています。

 レンツ氏は、国立暗号学校(National Cryptologic School)の暗号学上級課程、連邦幹部職員養成所(Federal Executive Institute)のプログラム、ハーバード・ビジネス・スクールの戦略立案プログラム、および米国海軍大学院の資源管理過程を修了しています。メリーランド州立セントメリーズ大学では2分野で学士号を取得し、国防大学では修士号を取得しました。

 レンツ氏がCyber Security Strategiesを設立した目的は、政府や企業にサイバー・セキュリティ戦略や信頼性の高いソリューションを提供し、サイバースペースを舞台とするプロジェクトやビジネスで競争力を発揮できるよう支援することです。
【講演要約】
「サイバーセキュリティ最前線(The changing landscape of CyberSecurity)」
 サイバー空間における脅威は、大きく変化をしております。そこで、サイバーセキュリティにおける脅威の変化、防御の変化について実際の攻撃例等を交えながら、ご紹介いたします。

 
 
 
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