知的財産

ユーザの姿勢、転倒、歩行リズムを検出するシステム

陳 文西 教授

新技術の概要

 任意の位置と方向に取り付けられた3軸加速度センサからの加速度信号を計測し、座標変換を行い、重力ベクトルを構成し、ユーザの動き(姿勢、転倒、歩行リズム)をリアルタイムに高精度に検出するシステム。

従来技術・競合技術との比較

 従来、正確に検出するための十分な信頼性のあるデータ処理手法が無かった。さらにセンサの取り付け位置によって適切なデータ処理ができない、遅い速度での歩行時に検出誤差が大きいという欠点があった。

新技術の特徴

・取り付け位置と方向は限定しないため、固定機構に多様な選択肢がある。例えば、衣服のボタン、ベルトバックル、ブローチ、ブラジャー、ホットカイロのようなものなど

・一つのセンサで姿勢、転倒、歩行リズムを同時に検出できる

・シンプルなハードウェア構成で応用範囲が広がると同時に、性能の更なる向上はアルゴリズムの更新のみで対応可能

想定される用途

・転倒の即時検出、睡眠品質の評価、運動量の推定

・歩行リズムとパターン特徴の解析により、めいてい状態の検出

・動物行動モニタリングやロボット姿勢検出

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