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 会津大学マルチメディアセンター(以下、センターと略す)は大きく9つのシステムに分かれています。全てのシステムは個々の特徴を生かし、ネットワークを通じて相互に関連しあうものです。ここでは各システムについての内容を掻い摘んで御紹介します。

(1)
マルチメディア
情報ネットワーク
システム
Multimedia Information
Network System

 センター内のネットワークの特色は、従来のTV放送などのブロードバンドネットワークとATM(非同期転送モード)を使用した高速デジタルネットワークの間で、リアルタイムに近い動画像通信が可能な事です。これを可能にしたのがMPEG2(動画像データの高能率符号化技術)リアルタイムエンコーダとデコーダです。MPEG2は昨年11月に国際標準になった新しい技術であり、フルフレーム(30フレーム/秒)の動画像をリアルタイムに圧縮できるエンコーダは高価なので一般市場には台数があまりありません。

サーバー室の写真があります
システム構成としては、クロスウェイと呼ぶWSがブローバンドネットワークとデジタルネットワークとの中継器としてMPEG2リアルタイムエンコーダ&デコーダの制御を行ないます。また、ヘッドエンドと呼ぶ任意に上り方向、下り方向チャンネル(1チャンネル当たり6MHzの周波数帯域を使用し、上り下り合計32チャンネル分)の組み合せが可能な放送局と、セットトップと呼ぶ動画像送受信機(PC端末、ユニバーサルRF変調器とユニバーサルVHF復調器からなる)でブロードバンドネットワークを構成しています。VOD(ビデオオンデマンド)の様にセットトップ端末にATMに接続されているサーバから任意の動画像データを取り出したり、逆にセットトップ端末から動画像放送を行ないATMに接続されているサーバにMPEG2形式で圧縮したデータを保存することが可能です。

(2)
マルチメディア
作品データベース
システム
Multimedia Works
Database System

 マルチメディアセンターで作成した様々な形式のデータ(イメージ、動画、音声及びテキストデータ等)または公開情報等をデータベース化し、またインターネットを通じて広く世界に向けて公開するシステムです。
これが
MMセンターの
9システム!!

SYSTEM
GUIDE










システム構成としてはデータベースサーバ(この端末はMMセンターのWWW =World Wide Webサーバも兼ねています。)とデータベース管理用端末があります。データベースサーバは約12Gbyteの作品データが蓄積可能で、データベースにはG-BASEを使用しています。作品の検索にはGUI(グラフィックユーザインターフェース)としてMosaic等のWWWブラウザを使用することにより誰でも簡単に作品を見ることが可能です。またセンター内にあるフルカラープリンタにより高画質な印刷を提供できます。その他には会津大学案内やMUSE図書検索(会津大学の公開図書検索サービス)等の機能も備えています。

MMセンターのホームページのイメージがあります

セ ン タ ー 全 体 図
MMセンターの全体図があります
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