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マルチメディアセンターの音響開発環境
マルチメディアセンターにある各機器は、誰でも利用することができます。今回はそのうちの一つである「マルチメディア開発支援システム」をご紹介します。
「マルチメディア開発支援システム」は、マルチメディア情報の生産性の向上を目的としており、特に音響システムの充実が図られています。
その内容の1つは、「MIDIサウンド編集レコーディングシステム」と呼び、バチャル・アコースティック・シンセサイザが2機、デジタルエフェクタが2機、ミキサーが2機、及び複数の音源装置があり、これらMIDIインターフェースを持つ機器を、MIDIコントローラを通して、MIDIシーケンサ・ソフト"Digital-Performer1.41"から制御できます。これによって、作曲や編集作業をPowerMacintosh上で容易に行なうことができます。
もう1つは、「音響空間シミュレーションシステム」と呼び、MIDI制御用のVisual-Langyage及びその環境のソフトであるOpcode-MaxとSoundObjectEditorの連携により、空間、音源、聴者などの情報の三次元的なシミュレートに基づいたエフェクト計算によって各機器をMIDI制御することができ、仮想的に簡易な三次元立体音響空間を作成することができます。
また、作成した音データは、DAT(Digital Audio Tape)
に録音することができます。
このシステムは、プロフェッショナルな活用から初心者のデジタル作曲・デジタル編集の体験としてまで、幅広くご利用いただけると思いますので、ぜひ一度お試し下さい。